空の色

過労で倒れるまで仕事をした結果
自分自身を見つめ直す機会となった一連の出来事。



休みなんてない
経営者はそれが当たり前で、それが苦痛なんて思ってやってるわけもなく
開店以来もうすぐ2年、全速力で仕事オンリーやってきた結果がこれなら・・・

それは
私の本質ではない・・・




その想いを否定してしまうが

私は開店当初
「石の上にも三年」

3年間は休みなんていらない全力でいっちゃんをやっていくんだ。


そんな勢いで
かれこれ2年弱ノンストップで走ってきた


結果



倒れた。






そう


私が恵比寿時代に「すべてはバランス」と後輩に言い続けてきたのに
自分自身のバランスを見失っていたいっちゃん。


無意識のうちに、仕事しかしない日々が生んだ
偏ったバランスのぬか漬けだったのかも・・・





身体が発するサインに
バランスの一言が釘を刺した。




私が救急車で運ばれ
私の母も一緒に救急車へ。

(SOSの電話をして15分後に店に駆けつけてくれた母に感謝)

そんな最中、母の携帯に着信が。

私のじいちゃんからだ。




じいちゃんは92歳。

92歳のじいちゃんが
私を心配して電話をかけてくれてる。

意識も朦朧としながらも
その記憶だけは、しっかりと記憶に刻まれている。




じいちゃんの造作精神、バイク、くるま精神を完全に
受け継いでいる隔世遺伝いっちゃん兄弟なので
じいちゃんが心配してくれたことは特別な想いがあるのです。



大切なことがわかりました

自分は一人でやっていけると思っていたことが大きな間違え.


というかそんなことわかりきったことであったのに
それを忘れざるを得なかった環境に浸かったとき
人間は変わってしまうんだと実感した。

日々の仕事に追われ
考える暇も与えないほど自分の時間は切迫しているのに
それにも気付かない始末。

一定のラインを保っていないと
不安になるという仕事中毒に陥っていたのは事実。





家族の支え


もちろんお客様もしかり


これだけ働いていると


「こんなに働いているのになんで?」わかってくれないの?

と、思ってしまっていたが


それは間違えでした。


世の中自分よりももっと働いている人はいるし
いっちゃんが朝まで仕込みをしているということを
お客様に説明することも間違っていたのかもしれません。





家族のこと
身の回りのこと

知れない、わからない、関与できない。

そんな商売人生なら

やめてしまえばいいと思った。




「自分の甘さ」


今回の一連の出来事で痛感させられました。






今までいっちゃんの店を120%でやってきました。

100%以上はあり得ないわけで・・・
オーバーしている20%は自分の身を削ってきたということ。




だから
これからは80%にします。





それで結果が出ないなら
そこでまた考えればいい。




いっちゃんはおばあちゃんの味のぬか漬けである。